タイトル | 約束(3) |
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投稿者 | サトナカ |
投稿日 | 2023年06月09日 |
『約束(3)』 彼女から卒業を聞いてから、逢いに行く頻度が増えました。 彼女 お店から引き留めを受けていて、卒業を1〜2月伸ばすかもと言っていました。 日に日に彼女の人気は高まり、HPに出勤日が載ると直ぐに予約で埋まるようになっていました。 予約後、お店から時間調整の依頼を受けたことがあります。お店が予約をギッチリ詰め込んでいるのでしょうね。 人気者のサガなのでしょうか、あるとき 低俗な掲示板サイトで誹謗中傷を受けたそうです。 それまで彼女の笑顔しか見たことがありませんでしたが、彼女の怒りと悲しみを知りました。 酷い内容でした。 見ず知らずの娘を嘲笑するとは考え難いので、おそらく客の誰かです。断じて許せません。男として 人としてあるまじきことです。 彼女の お店とお客様への思いなのでしょう、卒業を決めた以降 かなりハードに出勤していました。 体調管理だけでもシンドイはずなのに、低俗掲示板に気持ちまでかき乱されていました。 彼女の気持ちを少しでも鎮めたいと思い、・・・・・・・・・ なんの役にも立たないのでしょうけど、そうせずにはおれませんでした。 彼女の「ありがとう」は今も覚えています。 ある日 サ 「超忙しいみたいだけど、大丈夫?」 娘 「大丈夫^ ^」 サ 「大丈夫じゃないよ、睡眠と食事をちゃんと取らないと体壊すよ」 娘 「アリガトウ^ ^」 やはり 大丈夫ではありませんでした。 彼女 体調を崩し入院しました。 この入院で、最終決断をしたのでしょう。 退院明け、最終日が日記にさらりと書いてありました。 このお店、予約は1週間前からの受付です。 最終日には まだ10日以上ありましたが 最終日を押さえたく 翌日、お店に電話しました。 恥ずかしながら 当時の僕はかなり前からのいわゆる「常連」です。きっと優遇してくれるのでは?との少し奢った気持ちがありました。 このお店、スタッフさんが定期的に変わるんです。この時、運悪く「サトナカ」を知らないスタッフさん。 ケンモホロロの応対です。 (以前はですね、異動時に変態サトナカの3P好きを引き継いでくれていて、新しいスタッフさんでも 電話で「聞いています!」的な応対の時もあったのです。どんだけ遊んでんだって話ですが(≧∇≦)) やむなく、1週間前の予約可能日まで待ちました。その日は朝から会議があって、電話をしたのは、10:30を回ってから。 その最終日、僕は出張でラスト枠しか行けません。残念ながら、ラスト枠は埋まっていました。 ダメか・・・ 仕方がないので その数日前の空いてる時間を予約しましたが・・・ ゴメン 三つ目の約束が守れない・・・ ところが 彼女の最終日が1日伸びたのです。 神さま! 最終日の最終枠が予約出来ました。 2人だけの エロティックで 明るくて 爽やかな 卒業式。僕は忘れることはありません。きっと彼女もです。 三つ目の約束も果たせました😉 最後のとき 彼女の顔を見つめていたら 不意に涙がこみ上げて来ました。 「なに ウルウルさせてるの❗️」 って言う彼女の瞳も少しだけ光っていました。 | |
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