タイトル | 電脳時代の経営リスク |
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投稿者 | はっ・チローのムスコ |
投稿日 | 2020年11月14日 |
『電脳時代の経営リスク』 ここ数日、風俗業界は、 ぷち・パニック状態のようです。 昨日お邪魔したお店では、来店客の数が激減しているそうで、 原因は、ある風俗情報サイトの、サーバーダウン。 お客が、風俗店の情報源として、 このサイト一択で使っている場合、 どの嬢が、どの日の、何時から出勤するのか、全く把握できず、 電話で確認しようにも、 サイトに入らないと、電話番号すらわからない。 別の検索サイトから調べれば、なんとかなるはずですが、 そこまでしなくても、また別の日に、と考えてしまえば、 来客数が激減してしまうのも道理です。 お店によっては、予約システムが完全にこのサイトに依存しており、 予約内容が、お店もお客も確認できなくなってしまい、 お手上げ状態。 コロナ禍で打撃を受けている上に、 さらにこんな災厄までふりかかったら、 まさに泣きっ面に蜂ですね。 この事例から、経営の根幹を担うシステムを、 1社のサービスだけに依存している体制は、 やはり危険である、ということが 浮き彫りになったと思います。 この情報サイト内のページだけでなく、 各店舗で独自のWEBページも運営していれば、 こうしたリスクは軽減できるし、 予約システムも、 店舗ごとに、電話+紙(or EXCELデータ)でも運用していれば、 お手上げ状態にはならずに済みます。 原始的な方法の方が、究極の危機には強い場合がありますね。 では、各店舗で、 独自のサービスだけに切り替える方がいいのか、というと、 そうとも言い切れないのが、昨今の電脳社会の現実です。 お店の経営情報や、嬢の個人情報、顧客の個人情報などを、 各店舗の担当者が、どこまで守り切れるか、というと、 複雑になったIT環境で、そこそこレベルの技術力では、 マニアックなサイバー攻撃者には、 とうてい太刀打ちできない、という問題があります。 ここで重要な情報が漏れたりすれば、 (知られたくない、デリケートな性質の情報が多いので) 最悪の場合、巨額の損害賠償訴訟に発展する恐れもあります。 だからこそ、プロに任せましょう、という風潮が生まれ、 今回のような大手の組織に依存する体質が形成されてしまった、 とも言えます。 サイバー攻撃の手口は、日々、巧妙化しており、 プロでも対応が難しい領域です。 今回のサーバーダウンも、サイバー攻撃によるものと言われており、 数日を経た今でも、断続的に障害が出ているようです。 しかし、なんでまた、風俗情報のサイトなんかに、 わざわざサイバー攻撃を、仕掛けてきたんでしょうねぇ・・・ ちょうどタイミングとしては、 このサイト上で、人気投票イベントが行われていて、 その最終日をぶちこわすような結果になっています。 人気投票の結果によっては、 お店の売り上げ、嬢の売り上げに直接影響が出るようなので、 特定の組織や、特定の人物にとって、 単なるイベントという以上に、 利権がからむケースが考えられるわけですが・・・ それにしても、それに振り回される嬢や、利用客が、 結局のところ一番の被害者だと思いますので、 一日も早い完全復旧、サイバー攻撃の封じ込めを 願っております。 | |
この風俗コラムへの応援コメント(5件中、最新3件)
- sarusaru0034(19)2020/11/15>>はっ・チローのムスコ(191)の『電脳時代の経営リスク』のコラムコメント失礼します。
こちらのサイトだから書くわけではないのですが、仕事でもそうですが、一極集中は危険だと思っています。
当日、「あれ、写メ日記が見られない」とアクセス不可の状態が続き、後になってサーバーがダウンしていることを知りました。
一極集中は、今回のように何かあると代わりの対応がきかなくなります。
仕事でもそうですが「〇〇さんしかできない仕事」の場合、〇〇さんに何かあったとして、他の人が対応できないと滞ってしまいます。
いわばリスク管理だと思いますが、私自身、第2、第3の選択肢を考えておくようにしています。