タイトル | 女神昇天(6)補遺(「顧客の創造」への貢献度) |
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投稿者 | moonlight |
投稿日 | 2016年12月12日 |
『女神昇天(6)補遺(「顧客の創造」への貢献度)』 前稿『女神昇天(6)』(【11】プレミアム料金)でふたつの業態における女神様のプレミアム価格を紹介しましたが、整理すると下のようになります。((1)は初出です) しかし、事業の目標は当期の収益性の向上よりも、「顧客の創造」にあります。潜在的・顕在的な需要を把握・創出し、顧客を開拓し定着させることがゴーイングコンサーンとしての事業の継続に繋がります。 A業態にしてもデリヘルにしても、風俗店が人気AV嬢を在籍させるのは、彼女たちの知名度を店の宣伝に利用し、顧客の増加・定着をはかるという狙いがあるからに他なりません。 その点で、女神様はふたつの店舗の「顧客の創造」にどれほど貢献できたのでしょうか。 (1)業態と店舗クラス・基本料金 【A業態店】業態大衆店 【デリヘル店T】同業態高級店 ・前者100分指名より、後者90分フリーが高額 (2)プレミアム料金1-両店の比較- ①両店とも女神様料金は「要相談」 ②【A業態店】(100分)と【デリヘル店T】(70分の場合)がほぼ同額 ③のちに【デリヘル店T】は値上げ ・両店の価格差は2割強(5桁) (3)プレミアム料金2-一般嬢との比較- ①【A業態店】 ・一般在籍嬢(100分)○回分強に相当 ②【デリヘル店T】(70分の場合-値上げ後) ・一般嬢60分○回分料金の2倍弱に相当 【ここより、本編・承前です】 (4)「顧客の創造」への貢献度 そしてまた、これは料金設定だけに関わるものではないが、両店の新規客の拡大および定着にどれほど貢献出来たかの問題もある。 店にとっては人気嬢の出勤による収益増のみならず、顧客の増加(集客・定着)も重要な戦略だ。 女神様への指名権獲得のため、【A業態店】または【デリヘル店T】を新規で1回利用し、会員となり、待望の拝謁・恩寵を得た客たちは、その後、どれほど両店に再訪・定着したであろうか。 これについて確たる証拠はない。しかし私は、女神降臨による顧客増効果は【デリヘル店T】よりも【A業態店】において大きかったのではないかと推測している。その理由は、以下の通りである。 第一に、ファン(非風俗客)の当該店及び風俗への関心と需要の喚起の問題である。 この店については、最初の降臨地である【A業態店】においては一定の効果が認められるであろう。これに対して、同店卒業後に移った【デリヘル店T】では、新規風俗客の増加があったとしても、前者ほどとは思えない。 そもそも、以前から現役AV女優の在籍が多かった【デリヘル店T】では、たとえ人気女優であったとしても、1名の増員が店自体への注目度を著しく高めるとはいいがたいであろう。 【A業態店】において、現役の人気AV女優投入はそれまでにない新機軸であった。しかし、他方の【デリヘル店T】では、従来路線の展開にとどまるものといえよう。 ◆ 第二に、両店の料金差の問題がある。 業態の違いに加え、A業態大衆店と高級デリヘル店を比較すると、前者の100分指名よりも、後者の90分フリーの方が高額である。 これは、女神様以外の両店の在籍嬢を指名しようとする時、客の行動に影響を与えることになる。 「女神昇天(4)」でも述べたように、女神様の指名権を得るために、私が【A業態店】で最初に指名したランカーA嬢(当時)のサービスは、同店在籍嬢の水準の高さを物語るものであった。 だから、本来の目的は女神様への拝謁であるが、機会があれば、同店をまた利用することがあってもよいと思う。 実際に、A嬢とはタイミングが合わず裏を返していないものの、「女神昇天(4)補遺」「同補遺2」に列挙したようなSN嬢や、R嬢、S嬢、M嬢、SR嬢など、同店及び姉妹店の気になる姫たちを次々に私は指名していった。 上の「補遺」で紹介はしていないが、姉妹店のMY嬢など、拙稿(体験談)を読み返してみても、彼女の性格・サービスとボディ・スペックの素晴らしさを再確認し、私にとっては「神」のひとりだったと改めて思う。 他方、【デリヘル店T】では、そのようになっていない。 確かに、同店の体験談で取り上げた在京店のRN嬢(風俗体験談2014年12月27日)、九州店のT嬢(同2015年3月8日)は、A嬢ほどではないにしろ、リピートに値する良嬢であったことは間違いない。 それにも関わらず、私は【A業態店】にはリピートを重ねているのに、【デリヘル店T】は、その後、女神様以外では全く利用していないのである。 前者を訪れるためには、上京しなければならない。後者利用なら、地元で出来る。手軽さは、圧倒的に後者の筈である。それなのに、何故か。 その理由のひとつには、「風俗の日常化」を恐れ、出来るだけ地元・福岡/中州での風活を控えていたという個人的な事情はある(風俗コラム2016年5月24・26日)。 だが、それ以上に、双方の業態の違いとともに、料金も無視し得ない要因だったのだ。業態の違いを捨象した上でだが、嬢たちのクオリティが同じなら、価格差は無視できない。 (加えて中州の場合、若い子が揃いCPも良好な店が多いという業界事情もある。わざわざデリヘル高級店を選ばなくとも、お手頃価格の店舗型イメージヘルスに食指が動いてしまうのだ。【デリヘル店T】の美女たちと、ファッショナブルなホテルで恋人気分を味わえるのは、確かに魅力ではあった。しかし、それにも増して、リーズナブルな価格で若い女の子たちと遊べる魔力も抗しがたい) 女神様目当てでA業態やデリヘルに赴く顧客の多くは、もともとAVファンであって、風俗ファンではない。そうした人々を当該店舗の顧客として定着させるには、高級デリヘル店の料金システムでは不適合なのだ。 言い方を変えれば、【A業態店】(大衆店)と【デリヘル店T】のそれぞれの顧客層を比較するなら、AVの購買層は、まだ前者の方との重なりが多く、後者とは隔たっているといえよう。 ◆ 第三に、前稿で指摘した女神様自身の料金・時間設定の問題も改めて確認しておきたい。 女神降臨は、在籍良嬢を知るきっかけになるものである。だが、それだけに、女神様の料金設定が適切でなければ、そもそも新規客は同店の利用を考えようとはしないであろう。 その点では【デリヘル店T】のプレミアム料金設定額と、それとは裏腹の70分というプレイ時間の短さ(デリヘル一般では標準に近いとしても)は、新規客にとっては高すぎるハードルといわざるを得ない。 そのハードルの高さ故に、最初から利用を諦めるファンが多ければ、それだけ「指名権獲得のための在籍嬢のお試し」という、せっかくのビジネス・チャンスを店は活かせないことになる。 その意味でも、プレミアム料金ながら、もう少し価格設定の工夫の余地があったのではないだろうか。 繰り返し述べるが、女神様の「最高の美女によるハートフル接客」は誠に素晴らしいものであった。だからこそ、【A業態店】での至福の時間を知るファンなら感謝の表明と幸せの再来を期してデリヘルへと赴いても不思議ではない。 しかし、それを知らない【デリヘル店T】の新規客にとって、この料金設定は最初から戦意を喪失させるものではなかったか。 (それでも、女神様には3桁の待機者リストがあったのだから、凄いのひと言であるが)。 以上は、私の憶測でしかない。 だが、女神降臨が【A業態店】の「顧客の創造」(P.F.ドラッカー)にそれなりに貢献していたのに対し、【デリヘル店T】ではVIP嬢の指名客が他のクラスのコンパニオンのその後の指名にさほど繋がったとは、私には思えないのである。 ◆ 【デリヘル店T】在京店の風俗体験談(2014年12月27日)で、私は次のように述べている。 「VIPコースを、高級デリヘル経営にどう位置づけ、活かすかは興味深いところ。もっと多様な可能性があるように思えるのだが」。 女神様ないしVIP嬢の経営戦略上での位置づけ・コンセプトにおいて、両店の間には大きな相違があると思えてならない。 一度の指名で高収益をはかれる「知名度の高い」人気コンパニオンとしての活用をはかった【デリヘル店T】。 女神様については、プレミアム料金であってもリピート客が期待できる「高品質のサービスを提供できる」極嬢としての料金設定と、先行受付方式(「女神昇天(5)」)をとった【A業態店】。 店にとっての顧客の創造にも女神降臨が繋がり得る、という狙いも後者の価格設定と指名方式からは見て取ることができる。 以上、外部から見た一顧客の妄想であるが、いかがであろうか。 ※ 「女神昇天(2)」において、AV女優を指名する場合、期待と現実のギャップに失望するリスクが高いといわれているが、女神様の場合、ブログやイベントでの対応から、その心配はないと確信して指名を決意した、という趣旨を述べました。 それでは、実際に店舗において、スタッフに見せていた女神様の素顔はどうだったでしょうか。次稿に続きます。 (ファンにしてみれば、「やっぱりね」というお話しですが)。 【12】店舗スタッフが見た女神様 :退室後に掃除の必要なし | |
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